平屋のメリット

住宅Tips

家づくりの経過を綴った投稿記事とは別に、自身の経験やリサーチに基づいて「こうしたほうがいいんじゃないか?」と思ったことを書いていきたいと思います。

その第一弾は「平屋のメリット」です。

「わが家ができるまで」のカテゴリー記事にも書いたのですが、わが家の土地は義両親から譲り受けたものです。

土地の形は若干歪だったものの敷地にはかなり余裕がありました。

私たち夫婦は再初期の段階で家を建てるなら平屋と決めていました。

実は私は職業柄高齢者の方と接することが多いのですが、戸建てに住まれている高齢者の多くが「もう二階には上がっていない(上がれない)。」「二階は物置として使ってる。」などと語るのです。

人生の先輩から口々にそんなことを言われると二階建てを建てようとは思わなくなります(笑)

そのため当初より平屋を建てることを決めましたが、家を建てた今でも「平屋で良かった。」と胸を張って言えます。

今回はそんな平屋のメリットをいくつかにまとめてみました。

①生活が楽

②老後が安心

③育児が安心

④メンテナンスコストが安い

⑤地震に強い

一つずつ見てみましょう

①生活が楽

これは簡単に想像できると思います。

階段がないので水平方向への移動だけで済みます。

特に二階のベランダで洗濯物を干す方などは普段結構大変ではないでしょうか?

また、これは普段の生活だけに限りません。

家具など大きなものを二階に運び込むのって結構大変じゃないでしょうか?

テーブルやいす、ベッドなど運送業者が運び込んでくれることも多いですが、組み立て式の家具などは自分で二階までもって上がらなければいけないことが多いです。

だいたい夫婦二人で持って上がったりするので世の奥様にはなかなかの重労働に・・・。

平屋ならそんな苦労はありません!

②老後が安心

先ほどもお伝えしたように高齢者は二階を有効活用できていません。

年を取ると目も衰え、脚力も低下します。

高齢者になると階段の上り下りが怖くなるのです。

実際階段から転落して骨折や脊髄損傷になる高齢者はいます。

自身の健康を守るためにも平屋はおすすめです。

③育児が安心

注文住宅を検討する方の多くはお子さんがいらっしゃるのではないでしょうか?

子供がある程度大きければ良いかもしれませんが、小さなうちは子供が階段を上っていることに気づいて慌てて引き戻したという経験をされた方は多いと思います。

子供は高齢者と同じで運動機能が十分ではありません。

高齢者と同じように転落のリスクは高いです。

子供がよじ登っていかないように階段の入り口にベビーゲートを設置されている家庭は多いと思いますが、結構邪魔になりませんか?

わが家もキッチンの入り口に設置しているのですが、邪魔臭くてそろそろ撤去しようかなと考えています(笑)

④メンテナンスコストが安い

4LDKの二階建て住宅と平屋住宅を想像してみてください。

注文住宅を建てるとなると前者はほぼ必ず2階にもトイレを造設すると思います。

対して平屋住宅は同じ4LDKでもトイレは一つのことが多いです。

同じ間取りであるにもかかわらず二階建て住宅は水回りの設備が一つ増えることになります。

これはよりメンテナンスが必要になるということです。

また、外壁や屋根は数十年に一度メンテナンスが必要になります。

二階建て住宅は必ず足場を組む必要がありますが、平屋住宅は足場を組む必要がないこともあります(勿論必要なこともありますが)。

また、軽微な破損など場合によっては業者に依頼せず自分で修繕ができるケースもあるでしょう。

2つの面から平屋は二階建てに比べメンテナンスコストが安くなるのです。

⑤地震に強い

日本は地震大国で今後も南海トラフ大地震、関東大地震などが危惧されています。

各ハウスメーカーも耐震・免震装置や構造を用いて耐震性をアピールしています。

私が建てた谷川建設も「格子組剛床構法」と住宅用制震ダンパー「ミライエ」を組み合わせた耐震性をアピールしていますが、これらは2階建て住宅にしか採用されていません。

要は平屋にはそこまでしなくても耐震性が保証されているということです。

今後巨大地震が発生する可能性があるエリアにお住まいの方にこそ平屋住宅をお勧めします。

まとめ

今回は平屋のメリットを5つ紹介しました。

①生活が楽

②老後が安心

③育児が安心

④メンテナンスコストが安い

⑤地震に強い

私自身が平屋を建ててすごく住みやすいと思っているのでぜひ皆さんにもお勧めしたいです。

ただ、平屋にも一応デメリットがあるので次回はそのあたりも紹介したいと思います。

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